どうも。
独身アラサーのミニマリスト・よりこです。
派遣社員として働き始めて2年がたちました。
はじめての派遣社員でしたが、派遣切りに合わず、ボーナスまでもらっているラッキーな私。
はじめてのオフィス、はじめての派遣でしたが、少しの工夫でストレスフリーで働くことができています。
媚びを売る必要はないけれど、どうせなら愛されるべき派遣社員になった方がお得!
- 仕事上
- 社内の人間関係
- 断り方
- 派遣元
私が実際に働いてわかった「派遣社員の心得」を具体的にお伝えします。
目次
仕事上での派遣社員の心得とは?
「派遣社員の心得」とは”派遣社員として働く”!!
これに全てが集約されています。
この心得さえ気を付ければバラ色の派遣デビューができます。
良い意味で割り切ると、人間関係で悩みすぎることもなくなるのです。
- 派遣社員に求められている役割を果たす
- 派遣社員のメリットを利用して働く
この2つを心得ていればOKです。
まず派遣社員に求められている役割とは、派遣先での”自分のポジション”。
派遣先の会社がなぜ、派遣社員を雇っているのか?
どんな仕事をしてほしいのか?
どんな人であってほしいのか?
を理解することが大切です。
多くの場合は、低コストでトラブルなく、仕事をこなすことを求めてます。
低コストと言っても、派遣先の会社は派遣社員と派遣元にもお金を支払っています。
それでも正社員を雇うよりはリスクも含めて”低コスト”。
トラブルとは、仕事上のミスだけでなく人間関係も含めて。
もうひとつ大事なことは、あなた自身も派遣社員としてのメリットを最大限利用すること。
役割に答えるだけでは、ただの駒。
どうあがいても駒であることには変わりはないけれど、駒だからこそ有利なところもあるのです。
派遣社員の役割をわきまえた上で、メリットを最大限に使っていけばストレスフリーで働けます。
派遣社員の心得を理解したところで、次は具体的にどんなことに気をつけるのか?
また、あなた自身が派遣社員のメリットをどう使っていけばよいのかをお伝えします。
心得1:ジョブカードで仕事内容を把握
派遣元から、ジョブカードと呼ばれる仕事の契約内容や期間が書かれている書類があります。(派遣元の会社によって名称は違います)
この書類に書かれていることが派遣社員の私がやるべき仕事。
つまり求められている役割です。
めんどくさがらずにきっちりと読みましょう。
ジョブカードに書かれていることを、確実にやっていけば役割を果たすことができます。
また書かれていないことはやってはいけないことでもあります。
派遣先の会社によっては責任や権限で、正社員しかできないことも多いです。
良かれと思って、派遣社員が勝手にやってしまうと大変な事態になることも…気をつけてください。
まずはジョブカードをしっかりと読んで、自分の仕事内容はどこからどこまでなのかを把握しましょう。
しかし現実働いていると、曖昧なことも多いです。
例えばジョブカードには「電話対応」は書いていないけれど、他の人が全員対応中で電話に出る人がいない。
そんなときどうしますか?
そのまま電話を無視して
「契約外の仕事ですので!」と言い切ることもできます。
でもそんな人と同じ職場で働きたいですか?
臨機応変にその場では対応してもよいですが、事前に確認しておくのがベストです。
(電話対応はトラブルに繋がりやすいので、派遣社員は対応しない決まりがあるかもしれません…)
確認せずにそういう状況になった時は、事後報告として
「みなさん対応中でしたので電話対応しました。今後同じような場合は、派遣の私が対応しても問題ないでしょうか」
と確認しておきましょう。
こんなことが多くなり、契約外の仕事が増えてしまうと話は別ですが、あなたの仕事内容を把握することが一番大切なことです。
心得2:自分の仕事はきっちりやる
派遣社員として、一番怖いのは「派遣切り」
これを防ぐためには、ジョブカードに書かれてる仕事を確実にこなすこと。
もちろん最初は慣れていないので、時間がかかったりミスしたりします。
それは派遣でも正社員でも同じことです。
しかし、正社員の新人よりもリミットは短いと思っていた方が良いです。
正社員の新人を育てて戦力にする感覚ではなく、派遣社員はすぐに戦力になる人材を雇っています。
もちろん未経験OK!の求人であれば問題ないのですが、いつまでも役割を果たさなければ契約を切られます。
派遣先の会社にもその権利があると同時に、派遣社員にも同じように契約を更新しない権利もあります。
極度に派遣切りを怖がる必要はありませんが、事実を知って業務に取り組む姿勢は必要です。(覚悟があった方がツラさも半減)
心得3:とにかく確認!いつでも確認!
ほうれんそう「報告・連絡・相談」は基本ですが、派遣社員にとって、さらに大事な要素です。
割り切って働けるぶん、些細なことでも報連相をしましょう。
例えば、直属の先輩に明日の早朝会議の準備を手伝いを頼まれた場合。
あなたの勤務時間は9時から17時。
会議の手伝いは8時半からだとします。
勤務時間外に手伝いを頼むなんて…という話ですが、意外とよくあります。
そしてあなた自身も今回の時間外業務を受け入れよう思った時は、まず先輩に
「お手伝いさせていただきますが、勤務時間外の業務になるので(派遣先の代表)上司に確認しておきますね」
と伝えましょう。すると
「私から上司に伝えておくよ」
「そうだったのね。時間外になるのであれば9時から手伝ってもらえる?」
「上司に確認してもらえる?」
色んな答えが返ってきます。
時間外になることを知らずに言ってきたり、承知の上で頼んでくる場合もあります。
とにかく確認が必要です。
そもそもあなた自身が早朝に仕事したくない場合は、断ってよいです。
言いにくい場合は派遣元の担当の人に相談し、伝えてもらいましょう。
同じように仕事が終わらず、残業が必要な場合も確認しましょう。
「明日でもいいよ」
「1時間で終わるところまでで」など指示を仰ぎましょう。
その際に今後同じような場合も都度確認した方が良いのか?
事後報告でいのか?を確認しておくとよいでしょう。
基本残業なしの契約なのであれば、
仕事を頼まれた際は、「明日でも問題ないですか?」と期限を確認し勤務時間内に終わるようにしておくとよいです。
人間関係の心得は「適度な距離感」
派遣社員になったメリットのなかで、一番よかったことは「人間関係」です。
正社員のときは、板挟みによる板挟みでしたが、仕事を割り切るうえで人間関係も割り切れるようになりました。
そして長年保育士をやっていて女性特有の人間関係に悩まされた私からすると、男性がいるだけで会社って素晴らしい!!と思っています(笑)
なんだかんだ言って、最終は「人」です。
いくら仕事ができる人でも、職場の雰囲気を凍り付ける人になってしまえば契約が更新されることはありません。
媚びを売る必要は全くありませんが、適度な距離間でコミュニケーションするのが最強です。
私が「はじめての派遣社員」で気を付けているコツを紹介します。
心得1:適度な自己開示
はじめての場所で、あなたが緊張するように、周りの人も新しい人が職場に入ってきたら構えるものです。
- 私は危険人物ではないよ!
- なんでも言うことを聞く都合のいいヤツじゃないよ!
この2つをアピールしましょう。
アピールと言っても、ベラベラ喋るというわけではなく、
会話の中でさりげなく、自己紹介を入れていきます。
「どんな仕事をしていたの?」
と過去の職歴はよく聞かれるので
「約10年保育士をしていました。体力には自信があります!」
とアピールしたうえで
「でも運動神経はなくて…なんにもないとことでよく転んじゃうんです…(笑)」
と当たり障りのない自分の弱点を付け加えます。
入ったばかりの頃に
「約10年保育士をしていました。でも園長とソリが合わなくて辞めることになりました」
「人間関係に疲れ果てちゃったんですよ…」
と聞かされると、
「えっこの人大丈夫か?この職場でもトラブルメーカーに…」
なんて思われてしまいます。
自己開示は必要ですが、少しずつが基本ですね(*´▽`*)
心得2:話す回数は自ら増やす
私、人見知りが過ぎるのですが、職場では積極的に話すように気を付けています。
私語をするのではなく、話す回数を多く持つようにしています。
心理学的に接触回数が多いと好感を持ってもらいやすいと言われています。
「ザイオンス効果」と呼ばれるものです。
世間話や、井戸端会議は心理学に基づいているものだったのですね。
一番手軽にできるのは「挨拶」
極度の人見知りですが、必ず挨拶します。
そして社内に入った時の「1対みんな」ではなく、なるべく「1対1」で。
挨拶をしてさらに
「今日はアツイですね」
「昨日○○したんですよ」
「○○はどうでしたか?」
など1分程度の会話を自らするように心がけています。
私はどうでもいい会話が嫌いでした。
でも本当は、どうでもいい会話ができない自分が嫌だったんですね。
誰とも喋れないと悩んでいる人がいたら、もしかしたら話そうとしていないのではないでしょうか?
心得3:わからないところは絶対に聞く
慣れない仕事は分からない事ばかりです。それが当たりまえ。
誰かに聞かないと仕事になりません。
教育体制が整っている会社であればよいですが、現実は少ないかも…
自分でわからないところを聞きながらやっていくしかありません。
みんな忙しそうなので、なかなか聞きづらいですが、必ず聞きましょう。
そして普段から聞きやすい雰囲気を作ることも大事ですね。
だからこそ、適度な距離間で自己開示や接触回数を増やすよう意識してみてください。
嫌なことは断るのも心得
都合のいい人になっては会社での居心地が悪くなります。
そこで重要なのは「断る」こと。
自分の意見をはっきり持っていることを周りの人に知らせておきましょう。
さらりと感じよく断れば大丈夫です(*´▽`*)
飲み会は参加しなくてよい
私の派遣先は、ことあるごとに飲み会があります。
でも参加しません。忘年会と送別会だけ参加しました。
理由はフグ料理だったことと、好きな先輩の送別会だったからです。
それ以外は断っています。
断りづらいのはよくわかりますが、行きたくない飲み会には参加しなくてもよいのです。
断る理由は「用事がある」とだけ伝えます。
一人で休憩してもいい
これは会社でいろんなパターンがありますが、みんなでお弁当タイムがある会社は面倒ですよね。
私の職場もみんなで休憩をとるパターンです。
ひとりになりたい時は、会社から出ます。もしくは別室で1人で食べています。
注意されたことは一度もないです。
休憩時間は自由です。
勤務時間が終わればすぐに帰る
退勤時間になったら帰っていいです!
「勤務時間内で働いている人」をアピールしておきます。
時間ピッタリに帰るのが気まずい…
なんて思わなくて大丈夫です。
普段からきっちり帰ることで、時間ギリギリに仕事を頼まれることもなくなりますし、頼まれた際も
「明日で大丈夫ですか?」とサラリと言えます。
派遣元との心得は、担当者と仲良く!
派遣元の営業担当の人には、すぐに相談できるようにしておくと良いです。
契約更新のたびに、話す機会があります。
些細なことでも話しておくと、いざという時に親身になってくれます。
更新時は要望も伝える
更新するかどうかはあなた自身も決める権利があります。
気になることはもちろん、要望も何でも伝えておきましょう。全ての要望が通るわけではないですが言わないと伝わりませんからね。
私はすぐに給料アップを伝えましたがダメでした(笑)
でもボーナスがちょっぴりあがったので配慮してくれたのかも!?
仕事内容は都度確認
仕事に慣れてくると、任される仕事が多くなる場合もあります。
許容範囲ならばOKですが、どんどん増える場合は
「ジョブカードに書いてない業務が増えています」
と派遣元の担当者に相談しましょう。
それで給与アップにつながるかもしれませんし、業務の見直しをしてくれます。
困ったことが合ったらすぐ言う
契約更新時だけでなく、残業が多いなど最初の話とちがうことがあれば、すぐに派遣元の担当者に連絡しましょう。
大きなトラブルになる前に、対応する方がよいですし、担当者からも気にかけてもらえます。
派遣元の営業担当者も辞められることが一番コワイですから(笑)
最終は人と人です。
直接雇用ってどうなの?
もともと紹介派遣で直接契約が前提の案件もあります。
それ以外でも直接契約を持ちかけられるケースもあります。
派遣先の会社は派遣元にもお金を払っているので、直接契約で雇いたい場合も多いです。
実は私も1年働いたときに、契約社員にならないか?と話がありました。
結果的にお断りしました。派遣社員のメリットよりも魅力がなかったからです。
トラブルにならないように
派遣元に黙って直接雇用にならないか?という話をされた際は注意した方がよいです。
そんな会社はろくでもないはず。
直接雇用に切り替わる際の手続きをきちんと踏んでくれる会社であることが大前提です。
すべてはあなた次第
派遣社員のまま働きたい時は、断りましょう!
私は契約社員の話があった際に、今より良い待遇でとは言われましたが
具体的な給与や有休・勤務時間の提示がなかったのでやめました。
今より責任ある仕事が増えそうだなと判断しました。
それならば3年の期間満了がある派遣社員の方がいいです。契約満了時に本当に派遣先の会社が私を必要としてくれるのならきちんと条件提示してくれるはずです。
もちろん直接雇用の希望があれば、派遣元と手続きを進めてもらいましょう。
まとめ:派遣の心得とは、自分に責任を持つ
私は社会人になってからの13年間、派遣という雇用形態で働いたことがありませんでした。
正直、偏見を持っていたかもしれません。責任がなく気楽に働けていいよなと思ってました。でもそれは間違いでした。
派遣社員として働くことは責任の所在を明確にできますが、責任がなくなるわけではありません。
自分の仕事の内容をしっかりと把握できる分、自分がやるべき仕事が明確になります。
その点は私にとって、気持ちがラクになる部分でした。
そのうえで任されている仕事は結果を出すことが大事です。
仕事内容に境界線があることで、人間関係も適度な距離間で接することができます。
必要以上に仲良くする必要もないし、媚びる必要もない。
私にはそう思うことで、気を遣いすぎることがなくなり、ストレスが減りました。
自分の気持ちに素直に働けるようになっています。
派遣社員という働き方は、想像以上に私に合っている働き方でした。
少しの工夫で、派遣社員として”自分らしく”働けるようになりました。
自分に合った雇用形態を選ぶことで「ストレスフリー」の働き方に近づくことができます。
あなたも派遣社員として、自分らしく働いてくださいね。
それではまた(^^♪
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